レビュー一覧
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水姫クミさん(女性/30代) |
作品のスケジュールとにらめっこする幸せな時間…。一日に何本もの作品を観るために、朝から晩まで一日中、映画館で過ごしたり…。映画館をハシゴしたり、充実しキラキラした日々…。今回、貴重な機会に参加させていただき、沢山の映画に触れ合うことができて、素晴らしい一年となりました。心から感謝の気持ちでいっぱいです。 今までも映画が大好きだった私ですが、この一年を通じて、映画の深さや作っている方々の努力や伝えたい事などを考えるようになり、もっともっと映画の世界が大好きになりました。 さあ、1月18日に第39回日本アカデミー賞の優秀賞が発表されました。3月4日に行われる最優秀賞の発表が、今からとても楽しみです!映画は、心や目に潤いを与えてくれる、人生に欠かせないものだと思います。世界中、そして日本には沢山の映画があり、今この瞬間も新しい作品が作られていて、どんどん生まれてきています。これからも、映画の世界の魅力を伝え、応援し続けたいと思います。 |
森泉涼一さん(男性/28歳) |
「ぴあ会員としての1年間を振り返り」 「日本アカデミー賞ぴあ特別会員に推薦致します」とメールが届いたのが約1年前。自身がこの企画に応募をしていたことすら忘れていたので、メールが届いた瞬間は頭が真っ白になっていたことを昨日の出来事のように今でも覚えています。 実際に寄稿が始まると世間の反応もSNSなので直に伝わり、やりがいも感じてくる中で改めて日本アカデミー賞ぴあ特別会員の重みと責任感が芽生えてきました。会員としての一年間、多くの作品を映画館で鑑賞し、優秀賞に投票し、ラストは授賞式に参加と自身の人生で貴重な一年を過ごさせていただきました。 映画が好きな人間にとってこれほど優遇された環境は贅沢すぎる。ただ、今回の特別会員の使命は映画の良さを世間に伝えるという目的が根本にあります。普段見ないような映画を鑑賞したり、敬遠していたジャンルに敢えて挑戦してみたり…と、新開拓することで映画に対しての価値観も少しは変わったと思います。その中で、ただ楽しむだけではなく考えながら映画を鑑賞することで、これまでとは違った角度からの楽しみ方を見出せたのはこの環境があってこその新たな発見です。 残り僅かとなりましたが、3月の授賞式では日本アカデミー賞ぴあ特別会員として楽しみたいと思います。1年間、ありがとうございました! |
美菜さん(女性/40代) |
ぴあ特別会員としての一年間は、あっという間でした。会員という名目で400本くらいの映画を観ることができました。 どちらかと言うと全国のたくさんの劇場で上映されるものというよりは、単館ものの映画を観に行くことが多い私ですが、会員証で入れる劇場が全国公開映画の上映が多かったこともあり、普段だったら観逃してしまいそうな全国公開の映画をたくさん観ることができました。いつもは後回しにして観ないで終わってしまう作品を気軽に観に行かれることによって知ったり、映画の見方が広がりました。この機会を頂いたことをとても感謝しています。 公開中の恋愛をモチーフにした映画のおすすめを三本書いて、年間レポートのしめくくりをしたいと思います。「リザとキツネと恋する死者たち」タイトルからどんな映画かと思いましたが、流れる昭和歌謡、日本語、ブラックなユーモア、監督がこだわってこだわってこだわって作った世界や映像により何度観ても楽しめるような作品です。「知らない、ふたり」映画の微妙な間のあるやりとりや言葉の遣い方。今泉力哉監督の映画にはそんな今泉監督ならではの感覚に溢れていて、ずっと見続けたい監督の一人です。恋愛映画ではあるけれどコメディとしてもよくて、派手に笑わせようとするコメディではないけれど思わず笑ってしまうようなそんなシーンがたくさんありました。「ビューティー・インサイド」寝て起きると外見が変わってしまう主人公。老若男女、見た目も全く違う人物になってしまう。そんな彼の恋のお話です。ちょっと不思議な設定ではあるけれど王道なラブストーリーでした。 これからもたくさんの映画に触れて、少しずついろんな人におすすめしていきたいと思います。 映画「リザとキツネと恋する死者たち」公式サイト 映画「知らない、ふたり」公式サイト 映画「ビューティー・インサイド」公式サイト |
坂本彩さん(女性/20代) |
ぴあ特別会員に選ばれたことで、とても楽しい1年間を過ごすことが出来ました。私が映画を頻繁に鑑賞するようになったのは数年前からで、映画ファン歴としての年数は短いかもしれません。しかし、映画に没頭してからというもの、とにかく時間を作って観耽っていました。そのため、今回このような特別会員として、たくさんの映画を観ることができて本当に幸せでした。 去年一年間は就職活動をしていて外出することが多かったため、時間を見つけて何度も映画館に足を運ぶことが出来ました。就活で煮詰まった時や気分が落ち込んだ時は「映画に助けてもらおう」と、公開中の映画から内容が明るそうな作品を選んで観に行っていたのも良い思い出です。 また、会員として最新作を映画館で観る生活を続けていたことで、「映画館で映画を観る」という体験の良さを再発見できました。今までは、レンタルビデオ店やサブスクリプションサービスを利用して映画を観ることがほとんどだったのですが、やはり映画は映画館で観るものだなと何度も感じました。映画館は大きなスクリーンや迫力ある音響という設備が整っている空間だからというのもそう感じた理由ですが、スクリーンしか見えない暗い空間でじっと映画と向き合うという数時間は、忙(せわ)しなく過ぎていく日常においてはとても非日常で貴重だと感じました。 映画ついて考える機会が多かった日本アカデミー賞ぴあ特別会員としての思い出を大切にして、これからも映画を楽しんでいきたいです。 |
川澄典子さん(女性/38歳) |
一年前、ぴあ株式会社の担当者の方からのメールを開いた瞬間、震えが止まらなくなった。信じられない気持ちでいっぱいになり、夢を見ているのではないかと思った。会員証が手元に頂くまでは、家族も信じてくれなかった程だ。 2015年、私は今までの人生では考えられない数の作品を鑑賞するチャンスに恵まれた。鑑賞した全ての作品の中で私が幾度となく足を運んだ作品はアメリカ映画「アデライン、100年目の恋」(15) であった。私は英語を教えることを生業としているためか、洋画を鑑賞する際に登場人物の話す英語がどのようなものなのかに全神経を傾ける。この作品は「タイタニック」(97) 以来、英語を学びたい方々に是非観てもらいたいと心から思った作品である。この作品に登場する人物の話す一つ一つの台詞が他者への愛に溢れている。もっとこの作品を観たい、言葉を味わいたいと感じている。オランダ語の母国語話者であるミキール・ハースマンの完璧な英語にも是非注目してもらいたい。 ぴあ特別会員として過ごしたこの一年は宝物だ。まだ夢のようにそして奇跡だと感じている。 |