レビュー一覧
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板谷政弘さん(男性/50代) |
よく見る映画サイトでたまたま見つけて応募し、「ぴあ特別会員」に選出された時は、信じられずに思わず舞い上がってしまったことを鮮明に覚えています。邦画、洋画を問わずに自分の好きなジャンルだけでなく、いろんなジャンルを冒険的に観ることができ、いままで興味の無かったものでも、こんなにも感動させられるものが多くあったということに驚き、何だか視野が広がったような気分です。また、映画館自体も近年、映像、音響、劇場設備が格段に向上していて、より臨場感が増してきていることにも気付くことができました。 一年弱の間、のちに投票する立場で映画に向き合うという滅多にできない貴重な経験をさせて頂けたことを、関係者の皆様には大変感謝しています。エンターテイメントとしては、近年色々なチャネルが増えてきていますが、映画はコンテンツ内容の深さでは間違いなく突出して優れていて、いろいろな人生の疑似体験をさせてくれて、素晴らしいものであるということを今更ながらに実感し確信することができました。 まだ、日本アカデミー賞授賞式への出席という重大な任務が残っていますが、これも非常に楽しみにしています。これを機会に今後も少しでも多くの映画作品と関わっていきたいと思います。 |
濱口ゆり子さん(女性/20代) |
ぴあ特別会員に選んで頂いたことで、この一年はこれまであまり劇場に足を運ぶことのなかったジャンルの映画も意識的に鑑賞し、多様な作品に触れることが出来ました。意外なところで心に響く作品を発見することも多々あり、全ての作品を観ることは物理的に不可能という悩ましい現実はありますが、自分から映画との新たな出会いの機会を狭めぬよう、これからも時間の許す限り今後もいろいろな作品に触れたいと思います。 鑑賞レポートを書くことも大変良い経験になりました。同じ作品を何度も鑑賞し、その作品を伝えるのにしっくりくる言葉を探し、感想の断片ではなく他の人が読んで分かる文章を書くという作業は時に苦しいものでしたが、観たものを言語化することで、映画をより深く味わうことが出来ました。 一年間の活動を通して見えてきた課題もあります。ぴあ特別会員として日本アカデミー賞優秀賞の投票をしましたが、正直、確たる評価軸がないまま感覚的に選んでしまった感が否めません。一個人の体験として鑑賞するだけではなく、批評の目も持てるようになりたい。ぴあ特別会員としての活動は間もなく終了しますが、この目標を胸に今後も映画を観続けていきたいと思います。 |
林 啓輔さん(男性/20代) |
映画情報を日々チェックしたり、試写会に参加することが好きだったことから、偶然目にした日本アカデミー賞のぴあ会員の募集記事に応募して早1年が経過しました。この1年間を振り返ると、手帳に新作公開のスケジュールを記し、平日の夜に、休日の朝にと、2時間ほど時間に余裕ができれば、近くの劇場に足を運ぶという生活を送っていました。おかげで、年間約100作弱の作品を鑑賞し、休日は映画中心の一年だったような気がしています。しかしながら、劇場で見逃してしまった作品も多く、改めて作品のバリエーションの多さに驚きました。 以前より、自身が「面白い!」と思った作品を周りの人に勧めることが楽しみであった私には、ぴあ会員として「おすすめしたい作品」を発信できるのは、とても有意義でした。そしてまた、作品の印象や感動を、どうすればより多くの人に伝えることができるのか、自身の中で言語化することの大変さに身をもって感じました。素晴らしい作品ほど「とにかく観て!」と言いたくなるような自身の表現力の無さに歯がゆさを感じながら、作品のメッセージや観どころを抽出していく過程も、今振り返ると貴重な時間であったと思います。 最後に、昨年公開された多くの作品からするのは、とても時間を要する難しい仕事でした。その分、先日の優秀賞の発表で、自身の投票した作品が受賞した際の喜びも大きく、「面白い!」と胸を張っておすすめできる優秀賞のラインナップに日本アカデミー賞の本番が待ち遠しいです。今後も様々な形で映画と関わり続けたいなと思った1年でした。 |
谷村ゆりさん(女性/40代) |
ぴあ映画生活のサイトでぴあ特別会員の募集情報を見かけた日からもう1年間が経過したかと思うと月日の流れの速さに驚いてしまいますが、例年以上に映画鑑賞に時間をかけることを念頭に置いて過ごした日々はあっという間でした。 私は、ここ数年自分が鑑賞する映画のジャンルが偏ってきていると感じたことが応募のきっかけでしたので、ぴあ特別会員になってからは、ディズニーアニメから話題の邦画までできるだけ幅広いジャンルの作品を鑑賞することを心がけてまいりました。また、「これからこの作品を観る人に対して、どうやったら作品の良さを伝えられるか」ということを意識して映画を鑑賞し続けたことにより、俳優陣の演技はもとより監督の演出や映像美や音楽へのこだわり等、作品を構成する様々な要素にまで注目するようになりました。 その結果、やはり映画は映画館で鑑賞することによってその良さを最大限に味わえるものだと実感するとともに、映画製作に携わる全ての方への尊敬の念がより高まりました。3月の授賞式では、俳優陣や監督はもちろん各部門のスタッフの皆様のご活躍ぶりもたくさん拝見できることが今からとても楽しみです。 2019年は、これまで以上に自分の映画鑑賞体験が豊かになった1年間でもありました。これからもできる限り映画館に足を運んで大きなスクリーンで大好きな映画を楽しんでいきたいと考えております。 |