レビュー一覧
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高瀬倫子さん |
今回「ぴあ特別会員」に選んで頂いたことがきっかけで、たくさんの素敵な作品と巡り合うことができ、とても楽しい1年間を過ごすことができました。 普段は割とサスペンスやファンタジー作品を観ることが多かった私ですが、特別会員に選んで頂いたことで今まで観る機会の無かったジャンルの映画にも触れることができ、食わず嫌いをせずに色々なジャンルの、そして様々な国の映画を観ることで、どんどん映画が好きになって行き、今まで観ていなかった過去の名作を映画配信サービスで漁るように観るようになりました。 また、配信サービスを利用していて気づいたのですが、映画の中には「映画館のスクリーンで観る」ことで、より一層映像美や迫力のある臨場感や音響を楽しめる作品が多々あると感じました。今後は予め映画を吟味しつつ、スクリーンで観るべき映画は映画館で観たいなと思うようになりました。 最後に、今回ぴあ特別会員として鑑賞した全ての作品の中でオススメの作品を挙げたいと思います。――良い意味でアン・ハサウェイに裏切られた「オーシャンズ8」、往年のNBAスターが出演している超クールな「アンクル・ドリュー」、クイーンを知らなくても”カッコイイ”と感じてしまう「ボヘミアン・ラプソディ」、古き良き時代の泥臭い日本映画を彷彿とさせる「孤狼の血」、ちょっと人と違う特徴はあるけれど、聡明で天真爛漫な少年とそれを取り巻く人々の物語「ワンダー 君は太陽」。――どれもとても素敵な映画です。是非ご覧ください。 |
mayaさん |
映画好きの友人の影響で映画を観る会を発足し、頻繁に映画館に足を運ぶようになり、それがきっかけで2018年度ぴあ特別会員として過ごしたこの1年は私にとってとても有意義な1年となりました。映画というのは映画館で観ようとすると通常1,800円という、頻繁に観るとなるとなかなか高価にも感じる金額です。映画館に来たからにはと、ポップコーンも買って、ドリンクも…となると更に出費が増します。ただし鑑賞後にこれはみてよかった...と思う映画があるので、やはりわたしは出来る限り映画館に足を運びたいなと思うのです。(おうちのソファーで横になりながら観る映画ももちろん大好きです) 元々好きになるととことん突き詰める性格なため、鑑賞した映画は評価をメモ、自分の好きな映画の傾向を知るために俳優さんだけでなく監督さんや脚本家さん、音楽の担当の方を調べてみたり、自分なりの映画の楽しみ方を見つけました。今回ぴあ特別会員として日本アカデミー賞に投票するという経験もさせて頂いたわけですが、実際には助監督さん、照明さん、音響さん他、ひとつの映画を完成させるために本当に多くの関係者がいることを改めて考えさせられました。 映画の仕事に携わっている人は周囲にいますが、日本アカデミー賞の会員はおらず、たった1年でしたが、ぴあ特別会員として日本アカデミー賞に携われたことを幸せに思います。3月には授賞式にも参加させて頂けますので、授賞式が終わるまでが特別会員としての務めだと思いますので、しっかりと責務を果たしたいと思います。その際には俳優さんや監督さんだけが注目されがちですが、それ以外の映画に関わる全ての方々に敬意を払い、授賞式を見届けたいです。 大好きな映画を観るだけでなく、何かしら関わりを持ちたいと思って応募したぴあ特別会員でしたが、1年間過ごしてみて、すますその思いが強くなりました。今後もどういう形になるかわかりませんが、人生において映画と繋がりをもって生きたいと思います。 |
真耶さん |
一昨年の年末、インターネットで偶然見かけた日本アカデミー賞ぴあ特別会員の募集。軽い気持ちと、少しの期待をこめて応募したことを覚えています。そして年が明けてしばらくしたころ、ぴあの担当者の方から「ぴあ会員として推薦します」とご連絡を頂いた時の嬉しさと興奮は今でも鮮明に覚えています。 例年は年間数十作の映画を劇場で鑑賞していますが、昨年はこれまで以上に仕事帰りや休日に足繁く映画館へ通い、気がつけば100本近く鑑賞していました。それほど多くの作品を劇場で鑑賞したのは昨年が初めてです。今までであれば“なんとなく好みではなさそう”といった先入観で観ていなかったような作品も、この機会に“少しでも気になったら行く”という気持ちで多くの作品を観に行きました。それによって観る映画のジャンルや作品の幅が広がり、多くの発見があった一年でもありました。 3月には授賞式に参加させて頂いて、本当にそこで終わりだと思うと寂しい気持ちもありますが、どんな作品が受賞するのか?そして受賞の貴重な瞬間に立ち会あわて頂けること、また映画レポートなどで一年間映画の感想のレポートを出し合った他のぴあ会員の方と初めてお会いできることが今はとても楽しみです。 映画ファンとしてぴあ会員に選んで頂けたことは大変貴重で楽しい経験で、そしてなによりとても光栄なことでした。例年よりも多くの作品を劇場で鑑賞し、映画を大きなスクリーンで、綺麗な映像と音響の中で鑑賞する楽しさを改めて感じました。そして今後も多くの作品を劇場で鑑賞していきたいという気持ちと、映画が大好きな気持ちがさらに強くなったとても楽しい一年間でした。 |
南真紗子さん |
短い期間でしたが、ぴあ特別会員として日本アカデミー賞協会の末席に加えて頂けたことは、映画ファンにとって最高の栄誉であり、とても幸せな一年間でした。映画鑑賞を最優先にする免罪符を頂いたようなものと受けとめ、328本もの映画鑑賞に足を運び、そのうち110本を会員特典で鑑賞させて頂きました。取り分け、日本アカデミー賞各賞の投票という光栄かつ責任重大な機会を控えていましたので、もともと好きでしたが邦画をより積極的に鑑賞し、学生向けの作品や単館上映などこれまであまり縁がなかったジャンルや劇場からも、たくさんの素敵な作品と出会うことができました。 また、「バーフバリ」や「ボヘミアン・ラプソディー」などの応援上映や、佐渡裕さん指揮の「ウエストサイド物語」のフィルムコンサート、「2001年宇宙の旅」を70mmフィルム上映とIMAX上映とを見比べたり、新たな映画の楽しみ方にも触れることができました。 私は、映画の役割とは、人生の予習復習だと思っています。行ったことのない時代や海外の世界を目で楽しませてくれるだけでなく、恋をした時や大切な人を亡くすなどの悲しい出来事が訪れた時、どう振舞えば良いのか、どういう感情が沸くのか、映画の通りということはあまりないかも知れませんが、予め考えるきっかけや、後から解釈したり、他の人の気持ちを理解するヒントを与えてくれる心の筋トレだと思っています。古今東西、現在過去未来、設定は変われど映画が描き出す人間ドラマの喜怒哀楽に、心が共鳴したり、時には反発したり、翻弄される瞬間は至福のひとときでもあります。出来るだけ多く、幅広く鑑賞しようと努める中で出会ったドキュメンタリー映画の「旅するダンボール」や「世界で一番ゴッホを描いた男」の、演技ではない真の表情から溢れ出る感情には心を鷲掴みにされました。 映画ファンとしては大変充実した生涯忘れられない一年を過ごさせて頂きましたので、この感謝の気持ちを忘れず、これからもスクリーンに足を運び続けることで、微力ではございますが、少しでも映画産業に恩返しをしていきたいと思っております。 |
林ゆりかさん |
ぴあ特別会員としての1年間は本当にあっという間でした。会員に選んで頂いた日は、これから1年間も映画を好きなだけ見られると知り、心を躍らせました。あれから早一年が経過しようとしております。 小さい頃から私にとって、映画はとても身近な存在でしたが、特にこの1年間は映画館に足を運ぶことが楽しみで仕方ありませんでした。普段は見ることの少ないジャンルの作品を鑑賞したり、ただストーリーを楽しむのではなくて、どのような工夫を施して演出に力を入れているのかといった目線から、素人ながらも「映画を見る」努力をしたりと、まさに今までにない経験をさせて頂き、益々映画というコンテンツの世界観に引き込まれていきました。 まだ日本アカデミー賞の授賞式が残されておりますが、ぴあ特別会員として普段は体験することの出来ない、プレミアムな映画の祭典を心の底から楽しみたいと思います。今回の経験を通して、自分は本当に映画を観ることが好きなのだなと再認識することが出来ました。これからも映画館に足を運び、沢山の作品に触れたいと思います。 |