高井さやかさん
1年間、ぴあ特別会員としてレポートを書かせていただきましたが、今回はその集大成である『第48回日本アカデミー賞授賞式』に参加いたしました。
授賞式会場では、受賞作品に携わっている方々が一堂に会し、お互いの仕事を讃え合い、刺激し合い、支え合っていらっしゃる姿を垣間見ることができましたし、日本の映画界の歴史と未来を感じる時間が流れていると感じました。豪華絢爛な式典にも心が躍りましたが、1番印象に残っているのは受賞された方々の熱い思いを感じるスピーチ。そして、その姿をそばで見て喜び合う人々の表情や涙には胸を打たれました。
特に「侍タイムスリッパー」が最優秀作品賞に選ばれた瞬間は、いち観客でしかない私ですがうるっときてしまいました。本作品が少ない上映館から観客の口コミでその作品の面白さが広がってゆき、上映館が拡大していく過程を日々感じていましたし、私自身も実際に口コミを観て映画館に足を運んだ1人でした。安田監督と制作に携わる方々1人1人の熱い思いと努力で作られたインディーズ映画が、人々からの支持を集め、一つの大きなムーブメントになること自体にも心が躍るようなドラマがありますし、最優秀作品賞に選ばれる貴重な場に居合わせることができてとても嬉しかったです。
この1年間、ぴあ特別会員として体験したことを含め、これからの私の人生も、映画やエンターテイメントに対して敬意と感謝を忘れずに、映画愛に溢れた人生にしていきたいと思います。 |
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すずかさん
3月14日、第48回日本アカデミー賞の授賞式に出席しました。この1年間、ずっと楽しみにしていた授賞式。想像以上に濃密で感動的な時間を過ごすことができました。映画愛に溢れる多くの方々と同じ空間で、映画史に残る瞬間に立ち会えたことは、私にとって大切な思い出となっています。
授賞式では、テレビでは放送されない受賞部門の様子も見ることができました。映画は演者の方々の演技だけでなく、照明、音響、美術、編集など、多くのスタッフの方々の努力が結集して生み出されるものだと改めて実感しました。受賞された方々のスピーチからは、作品への深い愛情と真剣に向き合った姿勢が伝わり、その一言一言に胸を打たれました。
また、受賞の有無にかかわらず、作品に携わった全ての方々が互いに讃え合う温かい光景も印象的でした。映画制作の現場で生まれる絆や、作品への誇りを感じられる場面が多く、映画という芸術の素晴らしさを改めて実感しました。
これからも、どんな素敵な映画と出会えるのか楽しみです。1年間、日本アカデミー賞会員として映画の魅力をお伝えできたことは、私にとってかけがえのない経験となりました。この貴重な機会に心から感謝しています。 |