林 道治さん
映画界の祭典、日本アカデミー賞。子供の頃からテレビで見ていた憧れの舞台です。このたびはぴあ特別会員として第47回授賞式へ参加し、夢のような一時を体験させて頂きました。
『一年に一度のお祭り』、彩られたきらびやかな会場の美しさや目の前を通る豪華絢爛な役者の方々、トップスターの放つオーラに圧倒されます。加えて、「怪物」の是枝裕和監督、「ゴジラ-1.0」の山崎貴監督など、世界的にも名を馳せる名監督達が勢揃いです。そして、映画製作に携わるスタッフの表彰。彼らがいるからこそ作品は形を成すのであり、普段拝見できない映像、音響のスペシャリスト達へリスペクトの思いを抱きます。
初めて生で観覧するアカデミー賞は4時間以上に渡る長丁場でしたが、その全ての瞬間が愛おしく、邦画の未来を感じさせる素晴らしき催しでした。大変貴重な機会に恵まれ、幸せな気持ちで一杯です。映画って最高だな、改めてそう思わせてくれますね。ぴあ特別会員の任期を終えても変わらず映画のファンであり、作品を愛していきたいと強く感じました。まだ見ぬ名作に出会える喜び、今後も劇場へ足を運び続ける所存です。 |
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高山はる菜さん
日本アカデミー賞の投票、授賞式への出席、そして映画レポートの執筆と、これらのぴあ特別会員としての活動は、映画が好きで映画に人生を方向づけられてきた私にとって、実に至極でかけがえのない経験となりました。
先日出席させていただいた授賞式では、受賞された方々が、喜びを噛み締め、互いを労い合うように、力強く握手を交わされている姿がとても印象的でした。素敵な映画に出会えた帰り道には、『映画っていいなぁ』と感慨にふけるものですが、授賞式からの帰り道は、それが思わず口に出てしまっていました。
どの方のスピーチからも、作品に対する思いの大きさが伝わり、作品を観るだけでは受け取りきれていなかった込められた願いなどのアナザーストーリーも知ることができ、もっと大切に映画と向き合いたい、そんな気持ちになりました。
さて、このレポートも今月で最後になります。映画からもらった感情や考えの全てを十分に言語化することは難しく、拙い文章ではあったのですが、私の感想を読み、映画館に足を運んでくださったり作品を思い返したりしてくださった方がいたとしたら、大好きな映画を共有できたこと、大変幸せに思います。本当に、ありがとうございました。 |