ウエンツ瑛士「ゲゲゲの鬼太郎」
幼少のころからモデルやダンサーとして活躍、俳優としても僅か9歳の時に劇団四季のミュージカル「美女と野獣」のチップ役でデビューする。その後はTVのバラエティでも活躍し、自らの存在を世にしらしめた。映画出演2作目となる今回の「ゲゲゲの鬼太郎」では、妖怪と人間の狭間にいる「鬼太郎」を、自由闊達に演じている。(1985年 東京都)
林遣都「バッテリー」
ベストセラー小説の映画化となる「バッテリー」の主人公、天才ピッチャーの原田巧役に3000名の中から選ばれ、映画初出演にして主役の重責を果たした。「彼の持っている雰囲気に惹かれた」と滝田監督は語っているが、確かにその存在感は、とても初めて演技をしたとは思えぬほどで、将来の大器を予感させるに十分であった。(1990年 滋賀県)
三浦春馬「恋空」
NHK連続テレビ小説「あぐり」の正太郎役で子役デビュー後、再び朝のテレビ小説「ファイト」でヒロインに想いを寄せる岡部聖也役を好演。その後数々のドラマに出演し好評を博するが、中でも「14才の母」では、一躍人々の注目を集めた。今回の「恋空」では、激しい感情の起伏を持つ青年「ヒロ」を見事に造り上げている。(1990年 茨城県)
新垣結衣「恋空」
2001年、雑誌「nicola」のモデルとしてデビューの後、数々のドラマやCMに次々と出演して茶の間の人気者となる。今では抜群の知名度を誇る存在となった。映画3作目にして、3本目の主演作となる「恋空」では、レイプに見舞われるなど、どんな逆境に置かれても人を愛する心を失わぬ主人公美嘉を、情感豊かに表現している。(1988年 沖縄県)
内田也哉子「東京タワーオカンとボクと、時々、オトン」
2児の母であり、作家、そしてバンドのボーカルとしても活躍している才人である。今回、「東京タワーオカンとボクと、時々、オトン」で演じた「若い時のオカン」が、彼女にとって事実上の女優初体験となった。自分の人生を子供のために捧げて行く母親を、素直に、そして大らかに演じ、自然な存在感で強い印象を残した。(1976年 東京都)
夏帆「天然コケッコー」
小学生の時にスカウトされ、雑誌のモデルとして活動を始める。その後はバラエティ、CM、映画、ドラマなどにも起用され次第に活動の場を広げて行った。「天然コケッコー」では、田舎の自然の中で伸びやかに成長していく少女を演じているが、持ち味の純真さが十分発揮されている。これまでの経験が活かされているに違いない。(1991年 東京都)
北乃きい「幸福な食卓」
「ミスマガジン2005」に於いて、最年少でグランプリを受賞。それからは雑誌のみならず、ドラマやCMを始め、様々な分野で活躍し、人々の注目を集めている。映画初出演にして初主演となった「幸福な食卓」では、家族崩壊の危機と初恋という大きな出来事に直面した中学生、佐和子の心の揺れを瑞々しく演じている。(1991年 神奈川県)