金井勇太「十五才 学校Ⅳ」
98年の「ズッコケ3人組」で映画デビュー。今回の「十五才 学校Ⅳ」は、1800名近い応募者から山田洋次監督の手によって主役に抜擢。自身と同じ15 才の不登校の果てに横浜から屋久島までの旅に出、そこで出会う人々とのふれあいを通じ成長する少年を等身大に演じ切った。そのナチュラルな存在感の今後の活躍に期待したい。(東京都出身)
藤原竜也「バトル・ロワイアル」
蜷川幸雄演出の「身毒丸」の主役オーディションでグランプリを受賞。97年ロンドンにて初舞台を踏み、英国各紙で大絶賛を浴びる。その後も舞台、テレビで活躍、2000年「仮面学園」にて初主演映画デビューに続き、「バトル・ロワイアル」でも主役を演じ、大器の片鱗を見せつけた。今回、優秀主演男優賞とダブル受賞を果たした実力派若手俳優。(埼玉県出身)
布袋寅泰「新・仁義なき戦い。」
数多くのヒット曲を持つ人気ロックアーティスト。「新・仁義なき戦い」では、否応なく抗争に呑み込まれるコリアン実業家を、個性溢れるキャラクターそのままに演じる。また、音楽監督としても参加し、懐かしの名テーマ曲のアレンジの他に新しいテーマ曲にもチャレンジ。本作に深く関わり、その才能を映画界でも開花させた。(群馬県出身)
深田恭子「死者の学園祭」
96年のタレント・スカウト・キャラバンでグランプリを受賞。テレビドラマ「神様、もう少しだけ」初主演で一気にトップアイドル女優の座に登りつめたシンデレラガール。初の主演映画「死者の学園祭」では、難曲の演奏も自身でこなす等、作品に対する意欲的な姿勢は称賛される。歌、テレビ、CMと各方面で癒し系アイドルとして活躍中。(東京都出身)
前田亜季「バトル・ロワイアル」
映画「ガメラ」「学校の怪談」シリーズやテレビドラマ、舞台と子役からすでに8年のキャリアの持ち主。映画「バトル・ロワイアル」では、過酷な状況の中、想いを寄せる主人公と行動を共にする芯の強い、自身と同じ中学三年の女生徒役を好演。深作欣二監督をして天性のものを感じさせると言わしめた。今後の活躍から目が離せない。(東京都出身)
モーニング娘。「ピンチランナー」
テレビのオーディション番組から生まれ、今やヒット曲を連発し、数多くのレギュラー番組を持つ国民的アイドルに成長した人気グループ。映画「ピンチランナー」は、次々と起きる問題の前にも、仲間同士の友情を信じ、けなげに立ち向かい成長する実際の彼女らの姿とオーバーラップする爽やかな青春映画。グループはもちろん、ソロでの女優活動にも今後期待したい。