忌野清志郎「119」
初めての映画音楽「119」で嬉しい初受賞「どうも、ありがとう!ぼくはいつでも最高の音楽をやっていると自負しているんだけど、一般の人々にはあまり理解されません。だけど、ぼくの才能は、とてもすごいので絶対にめげたりはしないのさ。今回、竹中監督に映画音楽を依頼されて、とても、嬉しかったです。完璧な曲を作ったんだよ。竹中に感謝します。何度も映画をみて泣きました。」(1951年 東京都)
金子隆博「河童」
ロックバンド“米米CLUB”のサックス、キーボード奏者。作詞・作曲・アレンジャー、コンポーザーとして米米CLUBの中心的存在として活躍している。「初めての映画音楽『河童』で“石井組”という最高のスタッフの一員として関われたことを光栄に思います。音楽製作チームの皆様、お疲れさま。そして映画音楽初心者の自分を起用してくれた石井竜也監督に感謝します」と金子氏。(1964年 千葉県)
川崎真弘「RAMPO 奥山監督版」
今まで「ペインテッド・デザート」「子連れ狼 その小さき手に」等の作品で、素晴らしい音楽世界を作り上げてきた。「RAMPO奥山監督版」では、監督と徹底的にイメージの方向性について話しあい、作品に臨んだという。「現実世界と物語世界との狭間をどうするか、そしてヒロインの心の動きを中心に、作品の持つ世界を表現しました」と川崎氏。幻想的な音楽で観客を魅了。(1949年 福島県)
谷川賢作「四十七人の刺客」
第11回の日本アカデミー賞で初受賞(「竹取物語」「映画女優」)して以来、「四十七人の刺客」で二度目の受賞。若い感覚が市川作品に新しい魅力を与えている。「市川崑さんとは6作目の仕事となりました。今回の作品は市川作品の総決算のつもりで頑張りました。映画音楽家の本流ではない私が賞をいただくということに、多少の戸惑いも感じますが、とてもうれしいです」と感想を。(1960年 東京都)
和田薫「忠臣蔵外伝 四谷怪談」
“邦楽器のことがわかり、劇伴が書け、現代音楽に通じ、なおかつロックのマインドを持つ人”…これが深作監督が「忠臣蔵外伝四谷怪談」の音楽に求めた人物だった。このすべての条件を見事にクリアした和田氏は監督の難しい期待に応え、琵琶の音色を中心にドラマチックな音楽を創造した。「半年間という長い期間、ひとつの作品に関わり楽しく作業ができました」と和田氏。(1962年 山口県)