岡田義徳「ときめきメモリアル」「現代仁侠伝」
93年「浅草橋ヤング洋品店」の素人 BIGIモデルとして注目をあび、同年テレビドラマで本格デビュー。95年「渚のシンドバッド」でスクリーンに登場。昨年は人気ゲームソフトから誕生した「ときめきメモリアル」で主演、降旗康男監督の「現代仁侠伝」にも出演し、その演技が認められた。今年も主演作が公開されるなど、映画への意欲をみせる注目の新人。 (岐阜県出身)
上川隆也「東京夜曲」
劇団キャラメルボックスの看板役者として活躍する一方、「大地の子」主演以降テレビドラマへの出演が続き、実力派の印象を広めていった。昨年は「東京夜曲」で映画デビューを果たす。倍賞美津子演じる人妻に秘かに思いを寄せる青年・朝倉を好演し、市川準監督の期待に応えた。スクリーンでの今後の活躍がますます楽しみな俳優の一人である。 (東京都出身)
つんく「シャ乱Qの演歌の花道」
「シングルベッド」「いいわけ」など数多くのヒット曲を飛ばし続けている大阪出身のバンド「シャ乱Q」のボーカリスト。「シャ乱Qの演歌の花道」でメンバーとともに映画初主演し、芸達者ぶりを見せつけた。演歌を特に意識しないで、演技も歌も楽しめたと言う。谷川賢作とともに音楽も担当し、オリジナルサウンドトラックを出している。(大阪府出身)
木村佳乃「失楽園」
話題作「失楽園」の役所広司の娘役でスクリーンに初登場。父と母を冷静に見つめる裏で、複雑に揺れ動く心を表現した。テレビドラマ「元気をあげる~救命救医物語~」で主役デビュー後、さまざまな役柄に挑戦し、その度ごとに女優としての魅力を印象づけている。テレビドラマ、CMなどでファン層を広げており、今年もますます活躍しそうな新人の一人である。(東京都出身)
西田尚美「ひみつの花園」「学校の怪談3」
93年のテレビドラマ「俺たちのオーレ!」がデビュー作。インディーズ系の監督として期待されている矢口史靖の「ひみつの花園」で、バイタリティあふれる主人公・鈴木咲子役を熱演。スクリーンから飛び出してくるような弾けた魅力と体当たりの演技で、新人賞を射止めた。昨年は「学校の怪談3」にも主演のほか、テレビドラマ、コマーシャルでも活躍中。(広島県出身)
広末涼子「20世紀ノスタルジア」
原将人監督初の劇場用長編映画「20世紀ノスタルジア」で、主役の杏を演じた。映画がクランクインした頃は、まだ無名の存在だったが、撮影が中断している間にCMやドラマで人気がブレイク。彼女の原点ともいえる魅力がスクリーンに焼きつけられている。昨年は竹内まりやプロデュースによるCDも発売され、歌手としてのデビューも果たした。(高知県出身)
吉川ひなの「瀬戸内ムーンライト・セレナーデ」「デボラがライバル」
13才で伊勢丹のポスターでデビュー。モデル、テレビドラマ、CM、そして歌手と、活躍の場を広げてきた。抜群のスタイルと天真爛漫な個性で、ティーンを中心に人気を集めている。昨年は「瀬戸内ムーンライト・セレナーデ」に出演、「デボラがライバル」では主役を演じて、スクリーンのなかで新たな魅力の一面を開花させた。不思議な存在感に注目していきたい。 (東京都出身)