高嶋政宏「トットチャンネル」「BU・SU」
大森一樹監督作品「トットチャンネル」で斉藤由貴の相手役としてデビュー。その後「BU・SU」の「邦彦」役を好演している。高島忠夫、寿美花代夫妻の長男というだけに演技力もさることながら、甘さと精悍さをそなえたマスクとスポーツ万能の肉体にスケールの大きさを感じさせる。将来は外国作品にも出演したいという次代を担う若手のホープ。(東京都出身)
森山潤久「親鸞 白い道」
「イカルガの祭り」(本多劇場)他、主に舞台俳優として活躍してきたが、三國連太郎監督作品「親鸞白い道」の主役に、約1,600名の中から抜擢される。他に、「塀の中の懲りない面々」「塀の中のプレイボール」にも出演、TVにも進出している。舞台出身だけに、その新人とは思えない落ち着いた演技で、今後の映画界での活躍が楽しみな、実力派である。(東京都出身)
渡辺正行「ちょうちん」
「コント赤信号」のリーダーとしてTV、ラジオ、CFで活躍中。過密スケジュールの中、自ら志願した「ちょうちん」では、陣内孝則扮する千秋を裏切る弟分「幸三」役を熱演。普段のひょうきんな要素を一切排除した役作りと演技は、本格的な俳優として新境地を切り拓き今後の活躍が大いに期待できそうである。(千葉県出身)
秋吉満ちる「光る女」
ヒロイン探しに8ヶ月もかかったという「光る女」だが、相米監督がやっとの思いで見つけてきたのが彼女である。オペラ歌手“芳乃”を期待通り、見事に演じている。ロスでOLをしながら歌の勉強をしていたと言うが、今後は日本で、歌に映画に活躍したいという。母は世界的ジャズピアニストの秋吉敏子。これからも、その溢れる才能から、目が離せないようだ。(東京都出身)
小高恵美「竹取物語」
クラシックバレエ、エレクトーンが特技という彼女は、現在、中学3年生という若さだが、そのあどけなさの中にも、芯の強さをうかがわせる演技で注目を集めている。第2回東宝シンデレラ・ガールとして、36,116名の中から選ばれての芸能界入りだが、映画初出演が市川崑監督の「竹取物語」という、文字通りのシンデレラ・ガールである。今後の活躍が楽しみだ。(東京都出身)
南野陽子「スケバン刑事」
人気マンガ「スケバン刑事」の映画化で主人公「麻宮サキ」を好演。原作の和田慎二氏も「彼女の重厚な存在感は、あの若さで立派なものだ。」と、彼女の演じる麻宮サキに大満足といったところだ。連日のアクションシーンで、スリ傷だらけになりながらも、泣き言ひとつ言わなかったという粘り強さもある。歌手としても活躍中だが、今後の演技に注目したい。(兵庫県出身)