有村架純「映画 ビリギャル」
今日という日を迎えることがすごく嬉しいですが、すごく緊張もしています。「映画ビリギャル」は、本当にたくさんの奇跡をくれた作品だと感じていますし、どこまで連れていってくれるんだろうといつも思っていました。(「ビリギャル」の)さやかという女の子に出会えて、自分は幸せ者だなと強く感じています。
2010年デビュー。NHK連続テレビ小説『あまちゃん』舞台『ジャンヌ・ダルク』(14)「思い出のマーニー」(14、声優)「ストロボ・エッジ」(15)など幅広く活躍。学年ビリの女子高生が慶應大学に現役合格するまでを描いた「映画 ビリギャル」では主人公・さやかをいきいきとエネルギッシュに演じ作品をヒットに導いた。原作が実話を元にした事でも大きな話題となった。今回8人目となる主演女優賞とのダブル受賞を果たす。
土屋太鳳「orange-オレンジ-」
私は11年前、10歳の時にどうか私を映画の世界に入れてくださいと言って事務所に所属しました。それから最初は漠然と、3年前からは真剣に、この場所を目指して歩いてきました。「orange-オレンジ-」という作品に出会えたこと、「orange-オレンジ-」を通して出会った全ての方々、応援してくださる方々に心から感謝しております。いざこの場に立つと映画の扉がどこにあるのか私にはまだわかりません。でもやっとここに辿りつくことができたので、今日はもう一度この願いを伝えたいと思います。どうか私を映画の世界に入れてください。今日は本当にありがとうございました。
08年映画「トウキョウソナタ」でデビュー。テレビドラマ『鈴木先生』(TX)とその映画化「映画 鈴木先生」(13)で注目を集める。「るろうに剣心」続編二部作(14)では持ち前の運動神経のよさを活かし、見事なアクションを魅せる。15年は『花子とアン』に続く出演作NHK連続テレビ小説『まれ』で主役を務めた。人気少女マンガを映画化した「orange-オレンジ‒」では10年後の自分から受け取った手紙をきっかけに、思いを寄せる同級生を救うために行動を起こすヒロイン・菜穂の成長を繊細な演技で見せた。
広瀬すず「海街diary」
この舞台に立つことが今もまだすごく不思議なんですが、監督とお姉ちゃんたち、そしてスタッフの皆さんと同じ舞台に立てることが何よりすごく幸せです。(姉役のキャスト陣には)撮影のときも本当にかわいがって頂いて、私が演じたすずという女の子は、綾瀬さん、長澤さん、夏帆さんがいなかったらできなかったと思うので感謝の気持ちでいっぱいです。
2012年雑誌専属モデルとなり、翌年女優デビュー。「海街diary」では、オーディションで自身と同じ名前でもある四姉妹の末っ子“すず”役を獲得。しっかり者で、自分の気持ちを抑えて生きてきたすずの心の動きをナチュラルに体現し、爽やかな印象を残した。報知映画賞をはじめ、日刊スポーツ映画大賞、キネマ旬報ベストテン、山路ふみ子映画賞、TAMA映画賞でそれぞれの新人賞を受賞。ヨコハマ映画祭では最優秀新人賞を受賞、本年の新人賞を総なめにしている。
藤野涼子「ソロモンの偽証 前篇・事件」「ソロモンの偽証 後篇・裁判」
この名誉ある賞を頂けてとても嬉しく思っています。私はエキストラ時代があって、今回初めて主演に選ばれて、どっちにいけばいいのかわからなかったんですけど、涼子に出会えて、涼子を演じて……(涙)、小学校6年生から今の事務所にいるんですが、当時はこのような舞台に立てると思っていなかったので、(成島出)監督にここまで育てて頂けてとても嬉しいです。
宮部みゆきのミステリー巨編を成島出監督はじめ「八日目の蟬」(11)チームが結集して映画化した意欲作「ソロモンの偽証」前後篇。約1万人の候補者の中から主演の“藤野涼子”役に抜擢されデビュー。役名をそのまま芸名とした事で話題となる。同級生の死の真相を明らかにするため、学校内で裁判を開く涼子の芯の強さ、真っ直ぐさを凛とした演技で表現し、強烈な存在感を放っている。報知映画賞および毎日映画コンクールスポニチグランプリ新人賞、ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞。
篠原篤「恋人たち」
現場で橋口亮輔監督が「君は僕がこれだけ苦しい思いをして、たくさんのスタッフの方たちが力を尽くしてくれても、それでも観てくださっている方たちにはほんの少ししか伝わらないかもしれない。それでも映画で人に何かを伝えていきたいのであればどんな思いでもしてこれをやり遂げるんだよ」とおっしゃってくださいました。その言葉を胸にこれからも精進してまいります。
橋口亮輔監督のワークショップに参加し、中編「ゼンタイ」(13)に出演。その後、再びワークショップを経て、橋口監督7年ぶりの本作の主役に抜擢。監督が本人をイメージしてアテ書きしたアツシ役に扮している。通り魔事件によって妻を失い、やりきれない思いを抱えながら生きる男の悲哀や苦しみを切なく、リアルに演じ、見る者の心を掴んだ。高崎映画祭優秀新進俳優賞、キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞を受賞。作品は毎日映画コンクール日本映画大賞、キネマ旬報ベスト・テン日本映画第1位を受賞している。
野田洋次郎「トイレのピエタ」
非常に場違いな気持ちもしているんですが、大変光栄に思っています。撮影までの1年間、(松永大司)監督はたぶん毎週のように我が家に来て、二人で何時間も、脚本や二人の人生やこの映画について話をしました。そして1年後に撮影を迎えて、その1年半後にこの場所に立てるとは思っていなかったので、本当に光栄に思っています。音楽は孤独な作業で、基本的には一人で取り乱して、生まれた瞬間も周りには誰もいない。映画は周りに一緒に泣く人がいて、一緒に笑いあえる人がいて、たまに大の大人同士がケンカして、命懸けで作る価値のあるもの。本当に恐れ多い世界ですが、だからこそ命を懸けるかいがある素晴らしい世界だと痛感しました。
若者たちから圧倒的な支持を集めるロックバンドRADWIMPSのヴォーカル&ギターとして活躍。劇映画初監督の松永大司をはじめとする製作側からのラブコールにより役者デビューし、見事に主演を務め上げた。また映画の主題歌も手掛けている。画家になる夢をあきらめ生きていた男が、突然余命を宣告され、やがて思いを絵にぶつけていく。絶望感や恐怖、生への執着など複雑な感情を演じ切った。毎日映画コンクールスポニチグランプリ新人賞を受賞。
山﨑賢人「orange-オレンジ-」「ヒロイン失格」
2010年テレビドラマで俳優デビュー。ここ数年で「麒麟の翼~劇場版・新参者~」(12)「L♡DK」(14)、NHK連続テレビ小説『まれ』『デスノート』(NTV)など多数の映画・テレビに出演し幅広い人気を獲得している。「orange-オレンジ-」では、母親の自殺により心に深い闇を抱え、儚く陰のある青年を。また「ヒロイン失格」では幼なじみのヒロインへの思いがありながら、一歩踏み出すことのできないナイーブな青年を繊細に演じ、観客を魅了した。
山田涼介「映画 暗殺教室」
今回、初主演映画でこのような名誉ある賞を頂き本当に光栄に思っております。映画に出るのは、小さい頃からの夢でした。なので、(出演が決まったときは)本当に嬉しかったですし、第一に家族に報告しました。この映画でこのステージに立てていることが本当に嬉しいです。これからも先輩方の大きな背中を追い掛けながら、これから出る映画に少しでも華を添えられるような役者になれるよう日々精進して頑張っていきたいと思います。
07年、Hey!Say!JUMPのメンバーとしてデビュー。グループでの活動に加え、テレビドラマで主演を務めるなど俳優としても活躍。羽住英一郎監督がベストセラー漫画を映画化した「映画 暗殺教室」では、映画初出演にして初主演を果たす。人当たりが良く、優しく控えめな青年・潮田渚が、地球破壊を宣言する殺せんせーを暗殺するため仲間と共に訓練や戦いを通じて成長していくさまを魅力的に演じた。映画は興行収入27.7憶円のヒットを記録している。