お知らせ
● 第40回日本アカデミー賞 優秀賞発表 記者会見(2017.1.16)
photo

 1月16日(月)東京・グランドプリンスホテル新高輪・国際館パミールにて、第40回日本アカデミー賞『優秀賞発表』記者会見が行われました。

 優秀作品賞には、「怒り」「シン・ゴジラ」「家族はつらいよ」「64-ロクヨン-前編」「湯を沸かすほどの熱い愛」の5作品が受賞した。 「フラガール」で第30回日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞した李相日監督が、「悪人」に続き再び吉田修一氏の原作の小説を映画化した「怒り」は最多11部門12賞(助演男優賞2名)と新人俳優賞で最多受賞。
 続いて、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の庵野秀明総監督が総監督を務め樋口真嗣監督と新たによみがえらせた特撮映画「シン・ゴジラ」は10部門11賞(助演女優賞2名)、瀬々敬久監督が「半落ち」「クライマーズ・ハイ」の横山秀夫氏の原作を映画化した「64-ロクヨン-前編」が10部門で受賞。名匠・山田洋二監督が約20年ぶりに手掛けた喜劇「家族はつらいよ」が7部門で受賞。そして、「紙の月」で第38回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した宮沢りえさんが主演を務めた「湯を沸かすほどの熱い愛」が5部門で受賞した。

 優秀アニメーション作品賞には、爆発的大ヒットを記録している「君の名は。」がアニメーション作品賞だけでなく、優秀監督賞ほか4部門で受賞。一般ユーザーからの『クラウドファンディング形式』で映画が製作され、小規模公開ながら大ヒット中の「この世界の片隅に」もアニメーション作品賞と優秀音楽賞を2部門受賞した。ほかに、京都アニメーションが製作し高い評価を得た「映画『聲の形』」、人気シリーズの待望の続編「ONE PIECE FILM GOLD」そして3D CGアニメ「ルドルフとイッパイアッテナ」が優秀アニメーション作品賞を受賞。まさしく2016年の映画界を席巻した作品が見事に揃った結果となった。

そのほかの優秀賞の内容はこちら。

 また、今年の授賞式を盛りあげてくれる司会者は4年連続7度目の司会を務める西田敏行さんと、昨年「百円の恋」で最優秀主演女優賞に輝いた安藤サクラさん。受賞者たちの顔ぶれをみて、「今年は私もすっかり健康になり、受賞者のみなさんと一緒に式典をもりあげていきたい」と西田さんは満面の笑みを浮かべた。一方、安藤さんは、「昨年の授賞式直後から司会を担当する事が不安でしかたなかった。西田さんを頼って粗相がないように務めたい」と明るく笑顔でコメント。 今回、会長功労賞の規定が新たに見直された。これにより、偉大なる映画人からフレッシュで才能溢れる映画人たちまでが一堂に会して栄誉を讃え合うことになる。まさに、記念すべき第40回目の授賞式が、例年以上に華やかで日本映画界最高の式典になることだろう。

 授賞式は3月3日(金)、グランドプリンスホテル新高輪・国際館パミールにて行われます。