杉咲 花「湯を沸かすほどの熱い愛」
【受賞コメント】
一生に一度いただけるかいただけないかの貴重な賞を、私の大好きな「湯を沸かすほどの熱い愛」という映画でいただけたことは何より嬉しいです。この経験を次につなげていけるように、私なりに丁寧にこれからももっと頑張ります。
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子役として活動後、テレビドラマ『夜行観覧車』(13/TBS)で注目を集める。以来、テレビ、映画、CMに多数出演。15年に出演した「トイレのピエタ」「愛を積むひと」で、高い評価を得る。16年はNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』で、主人公の妹役で出演し、話題を集めたほか、「スキャナー 記憶のカケラを読む男」にも出演。本作では、余命を宣告された母の深い愛情によって成長する、健気で気の優しい娘を演じている。今回、助演女優賞とのダブル受賞。
高畑充希「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」
【受賞コメント】
「植物図鑑」は私が初めて主演した映画です。そんな大切な大切な映画でこの素敵な賞を、こうやって(共演の岩田剛典さんと)並んで受賞できたこと、とても幸せに思います。母に受賞をメールで伝えたら、「有言実行おめでとう」と返ってきて。物心ついた頃に、日本アカデミー賞をテレビで見ながら、私は将来このレッドカーペットを歩くと言ったらしくて。記憶がなかったんですが、その願い事をかなえることができてとても幸せに思っています。これからも一生懸命、一作一作頑張ります。
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オーディションでミュージカル『プレイバック part2~屋上の天使』(05)の主役の座を射止め女優デビュー。07年から6年間は『ピーターパン』の主役を、16年にはNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』のヒロイン役を務めた。本作で映画初主演。仕事も恋もうまくいかないOLが、植物おたくの青年と同居を開始。彼の手料理を食べ、彼に恋をし、日常生活が鮮やかに色づいていく様子をナチュラルに演じ、観客の共感を呼んだ。16年の活躍に対し、第41回エランドール賞新人賞受賞。
橋本環奈「セーラー服と機関銃 ―卒業―」
【受賞コメント】
この名誉ある賞をいただけたのは「セーラー服と機関銃―卒業―」に関わってくださったすべての皆さんのおかげだと思います。この賞を励みとして、謙虚に、誠実に、映画界と演技の道に人生を捧げる覚悟でこれからも日々精進して参りたいと思っています。
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福岡のアイドルグループ『Rev. from DVL』のメンバー。小学校3年生より芸能活動をスタート。薬師丸ひろ子が81年に演じた赤川次郎のベストセラー小説「セーラー服と機関銃」の後日談を描いた本作で映画初出演。TVシリーズでは原田知世、長澤まさみが同じくヒロインの女子高生・星泉役を演じている。監督との約2ヶ月のリハーサルで役作りを行い、若くしてヤクザの組長となった星泉を可憐に演じ、大役をやり遂げた。
岩田剛典「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」
【受賞コメント】
このたびは「植物図鑑」という作品で、名誉ある新人俳優賞をいただけて本当に今心から幸せです。劇中の樹とさやかで、ダブルで受賞できたことも本当に嬉しく思っています。この作品を通じて自分自身成長できましたし、この作品に出会えたことに感謝しています。これからもこの賞に見合う表現者に成長するべく頑張っていきます。
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10年、三代目J Soul Brothersのパフォーマーとしてデビューし、14年にEXILEにも正式加入。同年「クローズEXPLODE」で映画初出演を果たすなど、役者としても活躍する。有川浩原作の胸キュン小説を映画化した本作で、映画初主演。演じたのは、お腹がすいて倒れていたところをヒロインに拾われ、同居を開始する、家事万能でどこかミステリアスな主人公・樹。優しくて、さわやかで、笑顔が素敵な、女性の理想のようなキャラクターを魅力的に演じた。本作で第41回報知映画賞新人賞を受賞。
坂口健太郎「64-ロクヨン-前編」「64-ロクヨン-後編」
【受賞コメント】
人生で一度しかない新人俳優賞を、今回「64」という作品でいただけたことを嬉しく思っております。僕は映画が好きでお芝居をしてみたいと思うようになりました。自分がテレビで見ていたこの舞台に立つことができるとは思っていなかったので、本当に今は光栄な気持ちです。
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10年、第25回『MEN’S NON-NO』モデルオーディションに合格し、モデルとして人気に。14年「シャンティ デイズ~365日、幸せな呼吸~」で俳優デビュー。「at Home」 「俺物語!!」「ヒロイン失格」(共に15)、NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(16)など映画、ドラマに出演。本作で演じたのは、情報を制限する県警の広報部に対しフラストレーションを抱える、記者クラブ所属の若手新聞記者・手嶋。佐藤浩市、瑛太らオールキャストとの共演で俳優としての新たな可能性をみせた。16年の活躍に対し、第41回エランドール賞新人賞受賞。
佐久本宝「怒り」
【受賞コメント】
こんな素晴らしい賞をいただけてとても嬉しいです。「怒り」と出会えたことが自分の中で一番大きなことです。これからも自分と向き合いながらしっかりと一生懸命頑張っていきたいと思います。
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沖縄県出身。現場版組踊で主役を務めた経験はあったが、映画出演は今回が初めて。東京・沖縄で行われたオーディションで、1200人の中から抜擢され、本作の沖縄パートにおける重要なキャラクター・知念辰哉を演じた。船を運転するシーンのために2級の船舶免許を取得している。広瀬すず演じる小宮山泉に好意を抱いていた辰哉だが、彼女を守ることができず、信じていた大人にも裏切られてしまう……。その行き場のない感情が爆発するシーンは、圧倒的な迫力で強いインパクトを与えた。
千葉雄大「殿、利息でござる!」
【受賞コメント】
「殿、利息でござる!」という、僕の出身の宮城県が舞台の映画でこういった名誉ある賞をいただけてすごく嬉しく思っています。まだまだ至らないところがたくさんあると思うんですが、もっとたくさんの映画に参加して、現場でお久しぶりですと言えるような役者になりたいです。
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『天装戦隊ゴセイジャー』(10-11/EX)で俳優デビュー。以来、多数のテレビドラマ・映画に出演。主な映画出演作に「幕末高校生」「アオハライド」(共に14)「黒崎くんの言いなりになんてならない」「モヒカン故郷に帰る」(共に16)など。江戸時代の実話の映画化で、宿場を救うために資金集めに奮闘する男たちを描いた本作で、本格時代劇に初挑戦。村を代表して藩への折衝役となる大肝煎を好演し、メガホンを取った中村義洋監督に「とにかく素晴らしかった」と言わしめた。ちなみに、千葉自身、本作の舞台となった宮城県出身。
真剣佑「ちはやふる-上の句-」「ちはやふる-下の句-」
【受賞コメント】
「ちはやふる」は僕が初めて日本で出演した映画です。その作品でこのような賞をいただけることは本当に光栄でしかないです。まだ芝居のことを全く知らなかった僕に、一から芝居を教えてくださったスタッフの皆さん、共演者の皆さん、そして監督、本当に感謝しています。人の心に響く芝居ができるような役者になっていけるよう、精進してまいります。
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ロサンゼルス出身。LA空手大会優勝の実績を持つ。アメリカで数本のショートフィルムなどに主演した後、14年から日本に拠点を移す。福井が舞台となる本作で扮したのは、祖父が競技かるたの永世名人で、自らもかるたの才能がある青年・綿谷新。撮影前に福井県に滞在し、福井弁やかるたを学び、ヒロイン・千早を競技かるたの世界へ引き込む新のキャラクターに説得力を持たせた。16年は、テレビドラマ『仰げば尊し』(TBS)や映画「少女」などにも出演。