熊田聖亜「さや侍」
今回こういう素晴らしいと言うか、素敵なと言うか、カッコいい賞をいただいて本当に嬉しく思っています。野見さんと一緒に同じ作品から新人賞に選ばれたのはすごいことだと思っていて、たぶんそれは、やっぱり松本監督の力がすごかったんじゃないかなと思います。これからもこういう場に呼ばれるように一生懸命頑張りたいと思います。今日はありがとうございました。
幼少の頃から数々のCM、TVドラマなどに出演。映画は4本目だが、これまではヒロインの少女時という役柄が多く、本作が初めて自身の役柄となった。無用な芸しかできない父親・勘十朗を時に叱り、支え、引っ張っていくという重要な役を熱演して感動を与えた。
桜庭ななみ「最後の忠臣蔵」
今回こんなに素敵な賞をありがとうございます。この賞をいただけたのも右も左もわからない私に、一から教えてくださった杉田監督、そしていつも温かく見守ってくださったスタッフの皆さん、そして、何度テイクを重ねても、何度も何度も一緒にお芝居をやってくださった役所(広司)さんや佐藤(浩市)さんやキャストの皆さんのおかげです。本当に感謝しています。この賞を糧にこれからもお芝居の勉強を頑張っていきます。本当にありがとうございました。
大石内蔵之介の娘であることを知らないまま、厳しいながらも慈しみ育てられ成長したかね可音を演じた。好きな人への思いを抑え、武家の娘としての宿命を受け入れて嫁ぐ、凛とした様が心を打つ。透明感のある居住まい、秘めた芯の強さが印象的な本作等で、既に昨年の新人賞を4つ受賞している。
渡邉このみ「八日目の蟬」
渡邉このみです。ありがとうございました。今日はとても嬉しいです。撮影はとても楽しかったです。
撮影当時4歳、しかも演技経験はほぼゼロという状態で小豆島などの長期地方ロケに参加。助監督が付きっ切りで演技指導して自然な演技に作り上げていった。本作になくてはならない重要な役割をやりとげ、日本アカデミー賞新人賞受賞の最年少記録を更新。
上地雄輔「漫才ギャング」
このように人生に一度しかいただけないすばらしい賞をいただけて、本当に光栄に思いますし、監督ならびに関係者の皆様に心から感謝しております。これからも羞恥心を持って頑張ります。ありがとうございました。
近年、バラエティ番組や歌手としても活躍しているが、既に99年に俳優デビューをしている。数多くのTVドラマや30本近い映画出演があり、本作が準主演2本目。仲間のために喧嘩を繰り返す破天荒な若者が、本気で芸人を目指す過程で少しずつ変わっていく姿を巧みに表現し、評価を得た。
高良健吾「軽蔑」
最初この賞をいただけると聞いたときに自分がもらっていいものかなと思ったんですけれども、「軽蔑」という作品でこの場所に立てていることがとても意味のあることかなと思っています。これで、「軽蔑」という作品を知ってくれる方々が、一人でも多く増えるんだったら、僕がここに立っているのはとても幸せなことです。ありがとうございました。
06年の映画初出演以来、5年間で20本以上の映画出演作がある。主演として2作目となる本作は『廣木さんと出会ってなかったら今の僕はないと思う』と公言し信頼する監督と「M」(07)以来の仕事となる。繊細で優しい心根を持ちながら破滅に向かって突き進むこの役で、本年の高崎映画祭最優秀主演男優賞とエランドール新人賞を受賞。
野見隆明「さや侍」
今回本当に松本(人志)監督ならびにスタッフの皆さんに感謝します。こんな賞を獲れると思わなかったので、びっくりです。本当にありがとうございました。
監督である松本人志が企画・進行するバラエティ番組「働くおっさん劇場」(CX)の素人の出演者だった。本作は、台本もない上に本人には映画とも知らされないまま撮影されたという。54歳にして、映画初出演・初主演。第26回の田中泯氏に次ぐ年齢で、新人賞を受賞した。
長谷川博己「セカンドバージン」
僕は、本当に日本映画が大好きで、ずっとたくさんいろんな映画を見てきました。何としても早くこの世界に入りたいなとずっと思っていました。その一番最初の作品で、こうやって新人賞を獲れたというのは、本当に嬉しいです。こうして門を開いていただきましたので、そこから真っ直ぐとその道に向かって進んで行けるように日々精進したいと思います。どうもありがとうございました。
同名のTVドラマ(NHK)が高視聴率を上げ、その映画版で自身念願だった銀幕デビューを果たした。妻がある身で年上の女性を愛してしまう役ながらも、その純愛に身を任せる姿が女性の心をつかんだ。主演したドラマ『鈴木先生』(TX)は、業界内視聴率№.1と言われ『日本民間放送連盟賞』テレビドラマ番組最優秀賞を受賞。本年のエランドール新人賞も受賞。